ほぼ足りてまだ欲 その先

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東大・入学式

 新入生3000名の東大入学式については今朝もラジオやテレビで報道されていたけれど、武道館で開かれたという。一学年にそんなに入学するマンモス大学だったんだと初めて知った様な気がする。むしろあまりにも縁がないから知らなかったと云うだけだろうか。
 私の母校では2-3年前までは構内のホールで学部別に行われていた。最近は2000名くらいの学外のホールを借りて、同じように2-3学部合同で7回にわけて行われる。それに立ち会う学校の先生たちは何回も同じ式次第で繰り返す。しまいには朝から何回も演奏を繰り返すオーケストラのメンバーの中には退屈な総長の演説中に舟を漕ぐ奴まで出る。たかだか3200名で何で武道館かと思ったら、新入生の1.6倍の人数の関係者も参列するんだそうで、学校側は新入生一人についてふたりまでにして欲しいと呼びかけていたのだそうだ。もし、一人プラス二人だったら全部で9000人になるわけだからそこまでは来ていなかったと云うことか。
 1999年に33年振りに大学の入学式に参列してみて、たくさんの大人たちが会場に入っていくので驚いた。その学校では学生は構内の講堂の一階に席が決められていて、保護者は二階だったけれど、多分入りきれなかったのではなかったか。東大だけに限った話ではないのだけれど東大は特にその他の参列者が多いのだそうだ。
 1967年の私の生まれて初めての大学入学式には多分一人で行った(実はこれまでに大学の入学式には4回出席している)。想い出してみれば高校の入学式も多分一人だった。卒業式も親がいた記憶は全くない。今では親が平日だろうと行く。それが親の役割だと思っているのだろうか。ここまでこんなに経済的に負担し、これからもまだ負担するんだから見届けておきたいと思うというわけでもないだろう。そういえばうちの子どもの入学式に行ったのはどこまでだったか。行ってないかもしれないなぁ。
 まぁ、この際、はっきり云ってしまえば「どうだ!うちの子どもは東大に入ったぞ!凄いだろ!」てぇのがはなはだ大人げないから止めといたら良いんじゃないの、という全く東大に縁のない爺の独り言だ。