ほぼ足りてまだ欲 その先

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子どもの頃

 といっても多分小学生低学年の頃だったと思うけれど、夜寝ようとすると天井板の木目が気になって眠れないことがままあった。それが眼のように見えたりした。そのうちになぜなのか今でも全くそのきっかけを思い出せないのだけれど、この空をどんどん登っていくとどんなことになるのかを考え始めるともういけない。まわりはみんなが寝静まっていて暗く、どこかの本で見たように空をどんどん登っていくとどんどん回りは暗くなっていくのと同じだと思い始める。じゃ、そのどんどん登っていく果てはどうなっているのかというと、幼いながらに聞いた話ではその果てというのがないというのだからどれほど登っていってもきりがない。そうやって登っていくことを考えているとその終わりがないんだからいつまで経ってもその想像は終わらない。どうしよう、これでは一体どうなるんだろうかと思っていると、気がつくと朝になっている。寝ていられないと心配することもなく寝入っていたわけだ。
 今じゃ宝くじに当たったらどうしようと思って大変に幸せな妄想に耽ろうと考えただけでもう朝になっている。