ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

敗戦の弁

兵庫8区 冬柴鉄三 73歳(公)

「敗軍の将、兵を語らない。私が負けたんです」(毎日新聞)「ジェーン台風並みの逆風だった」(産経ニュース)「尼崎市民から信任を得られなかったら、バッジを外すというのが自分の心情。今回の厳粛な判断を受け、政治家としての自分の使命は終わったと思う」「天災のようなもの」「やるだけのことはやった」(読売・関西)「健康なので弁護士に戻り、尼崎で弱い立場の人の役に立ちたい」(神戸新聞)時間が経つにつれていい人になっていっちゃうってのがおかしい。国会でもそんな話し方をすれば良かったのにね。「兵庫8区では、自民支持層の30.1%が田中氏に投票」したという報道もある。

北海道11区 中川昭一 58歳(自)

「みなさんの総意として私は代表になれなかった。国民のご判断を受け入れざるを得ない」「自民党全体の厳しい状況もあったが、私自身の問題もあった」「あえて自分から言わなかったが、閣僚も党政策担当もやった。この地域の事業はすべて私がやったと思っている」「本当に日本は危険になる。国民に被害が出るのではないか」「私には何の力もなくなったが、みなさんにご恩返しをしたい」(産経ニュース)「本当に申し訳ございませんでした」「これもひとえに私の責任」「反省しながらここまでやってきたが、数字を見ると『惜しかった』という結果ではなかった」(読売新聞)「どうやって恩返しをさせていただくか、一生懸命頑張り、考えたい」(北海道新聞)→反省するのが遅すぎたってことだよ。

福岡2区 山崎拓 73歳(自)

「国民の審判を厳粛に受け止めたい。敗北は不徳の致すところ」「今後ともお見捨てなく、ご支援をお願いしたい。(自民党)敗北の原因を十分に考え、解党的出直しの決意で臨みたい」「当面引退は考えていない」(読売新聞)「党として国民の期待を裏切るような国政運営が積み重なった。自民党以外の候補者を選ぶ選挙だった」「自民党解党的出直しの行く末を見届けたい」→いくら何でももう引退でしょ?

長崎2区 久間章生 68歳(自)

「(Q逆風を感じた?)正直、感じました。やっぱり、『政権交代』という4文字が響いていました。候補よりも党を選ぶ形で風が吹きましたから、(民主党・新人の)福田(衣里子)さんじゃなくても、誰でも良かったんですよね、結局」(日テレnews24)「残念。追いついて、追い越せたかと思ったが……。福田さん個人のことは意識していないが、向かい風が強すぎた」「『農家の所得を補償します』なんて言って、民主は約束したことをやるのは難しいと思う。それでも、一回やらせてみようということなんですかね。私は実際にはやれないと思いますね、本当の話。」(asahi.com)→君にはできなかったけれど、他の人だったらできるんじゃないの?

静岡3区 柳沢伯夫 74歳(自)

「私の力不足、不徳の結果。申し訳ありませんでした」「後継者を育てたい」(中日新聞

静岡7区 片山さつき(自)

「やらなければいけないこともたくさんあるし、それを訴え、これまでやってきたことも訴えてきた。振り子が大きく振れるのが今の政治であるならば、それが戻ることも必ずあると思う。そのときに同士としてやってくださる方とは一生ともにやっていきたいと思う。(日テレnews24)「半年、1年のうちに必ず揺り戻しがある」「こんなに素晴らしい人たちと戦えたことが幸せ」(時事ドットコム)「日本が真の一等国として生き残るためには、変えるところは変えていかねばならない。半年、1年もしないうちに『やはりそうだったな』と(有権者が)揺り戻されることはあると思う」(サンスポ)→「変えるところは変えていかねば」だったから有権者は「変える」ことにしたんだ。

群馬1区 尾身幸次 77歳(自)

「私の政治家としての人生は終わりだが、まだ元気なのでいろんなことをやりながら頑張っていく。そして、群馬県のためにも、日本のためにも、世界のためにもこれから働かせていただきたい」

福岡3区・太田誠一 63歳(自)

「ご支援をいただいてきた皆様には大変なお力を注いでいただいたのであります。それにもかかわらずこういう結果となりましたのはひとえに私の不徳の致すところでございます。」(日テレnews24)「我々に対する拒絶反応は選挙中に感じなかった。なぜこうなったのか。わからない私が問題なのだろう」(asahi.com

宮崎1区 中山成彬 66歳 (自)

「あまりにもあっけない落選。申し訳ない」(asahi.com) 「支援の輪が広がっていいところまで行くのではと思ったが、及ばなかった」「私はこれで政治をやめるつもりはない」(ニッカンスポーツ・コム)

山梨2区 堀内光雄 79歳(自)

 「敗軍の将は兵を語らず、それだけです。逆風は感じなかったんですけれどねぇ、やっぱり結果的には逆風だったんでしょうねぇ。やっぱり心残りと残念ですね。」(NHK

 みなさん選挙事務所での挨拶なので、「不徳の致すところ」で「私の責任」といっているけれど、そんなのは当たり前の話。誰か他の人の責任ではないのは有権者はみんな知っている。太田誠一に至ってはなぜかわからないというのだから問題は大きい。堀内は「兵を語らない」といっているんだから自分の所為じゃないといっている。その上、逆風も読めなかったわけだから、これはお粗末そのもの。

 イタチの最後っ屁ではないが、こんなことになってこれから日本がどうなるのか知らないぞということを発言する人たちも多い。