今年は統一地方選挙があるってことだ。
うちの区も区議会議員選挙があるのと、区長選挙もある。
区長はもう何十年も自民党で、もう80歳だ。
引っ越してきたときの区長から数えて、今は4人目だけれど、ずっと自民党だ。
自営業の人たちが多いこの区で、自民党が圧倒的に勝つのが当たり前だった。
しかし、今でも多分自民党の候補者がまた優勢だということになっていて、多分投票率は驚くほど低い結果になるんだろう。
知っている男で、ひとり、やたら選挙に出るのがいる。初めて出たときは2千数百票を取って区議会議員になった。
その後、区長選挙にも出たし、二度目の区議会議員にも出たけれど、落選した。一昨年の衆議院選挙にもなんとも中途半端な諸派から出た。
私は彼に投票したことは一度もない。
知ってはいるけれど、彼の日常を見ているととても議会で役に立つことをしてくれるとは思えない。
いつも中途半端な推薦を取って出ていることからもそう思う。
主義主張がなんだかさっぱりわからない。
それでも、友人たちは、彼の選挙運動に協力する。
私はそれすらしない。
なぜならそんなことをしたら、政治家としての彼を支持していることになる。
私は友人として遊ぶのは良いと思うけれど、彼を国会や区議会に送る気はサラサラない。
今度の区長選挙は、どうやら自民党以外の党派が団結して、一人の候補を推そうということになっているらしくて、それぞれ異なる所属の候補者がその特定の区長候補者の写真と相乗りのポスターを張り出している。ちょっと面白くなりそうだ。
