ほぼ足りてまだ欲 その先

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CO2の代わりに

 《写真:「えんじゅ」というマメ科の木になった実。なるほど確かにマメのようだ。》
 世は地球すべてを上げてエコに邁進していこうとしているかのごとき様相を来しつつあって、きっとそんな簡単に世の中がこっちの方向に動いていくことはないんだろうなぁと悲観的な予想を立てていただけあって、ちょっとあっけにとられつつある。
 CO2の排出量を非常に効果的に下げるためには化石燃料の焼却によるエネルギーの活用を見直さなくてはならなくなるわけで、発電方法にしても多角的な天然エネルギーを使わなくちゃならないというのは緊急で最も好ましい方策だろう。
 しかし、それは安定性を保つのが大変だから安定供給に問題があるという意見が多い。しかし、それだってますを大きくしていったらどんどん安定性を増してくるはずなのでさほど問題はないはずだ。ところが世の中でなされている解説を聞くと、「不安定性」が強調されるばかりだ。そこで「昔の名前で出ています原子力発電について、「全くCO2を発生しないクリーンなエネルギー」キャンペーンが盛んに行われている。全くCO2を発生しないというのはかなり真実に近い。しかし、「クリーン」では決してないのはチェルノブイリを見れば明確だし、核廃棄物は必ず発生しているわけで、これを「クリーン」という言葉を使うことによって人心を欺き、大嘘をついていることをマスコミがこれっぱかりも報じないのは彼等が電事連のコマーシャルを大きなスポンサーの一社として評価しているということの表れであることを、一体誰が国民に告げる役割を果たすのだろうか。マスコミもやらない、政権与党はもちろんやらない。野党だって、やらない。辛うじていっているのは社会民主党の福島弁護士だけである。少なくとも原子力は「クリーン」ではあり得ず、いつの日か地球上を放射能汚染で一杯にすることだろう。