ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

60年代

 私ひとりじゃなくて、当時私の周りにいた友達の多くは洋楽を誰よりも早く聴こうとするためにFEN(現在のAFN)を聴いていた。そうするとやっぱり原題で曲を知る。それがそのうちに日本でレコード化されて売り出されると何故か日本語のタイトルがついて出る。するとそれをかける民放の放送局は邦題で曲を紹介する。なんちゅうタイルなんだろうとみんなケチをつけた。聴き取れない歌詞は適当に歌ったりしていたなぁと今想い出すとおかしい。
 その頃のヒット曲ばかりがかかっている環境にいると人間はその当時の未熟さに戻るのかも知れないけれど、その当時、夢も希望もあったあの高校生の頃の感覚が戻ってくるような不思議な感覚に襲われる。
 Herman's Hermitsの「I'm Henry VIII, I Am」がAccuradioの「Hey Hey We're the 60s features the Beatles!」チャンネルから流れてきた時は思わずゾクッときた。しかし、なんであんな唄が流行ったんだろうか・・・・。何度もいうけれど、その後、みんなどうしてんだろうか。こういうことを考える奴がいるからクラス会をやろうということになったりするんだな。もう何年もしていない。

 この話から想い出したのはPeter & Gordonだ。彼等の「A World Without Love」は良く唄った。多分高校時代のバンドでも大学時代のバンドでも唄ったのかも知れない。YouTubeを探すと彼等が復活して唄ったステージが残されている。Peter Asherは1944年6月の生まれで、その後レコード・プロデューサーとしてグラミーも受賞しているそうで、今年の誕生日が来たら65歳になる。Gordon Trueman Riviere Wallerは1945年の6月の生まれだけれど、昨年の7月17日に残念ながら心筋梗塞を起こしてすでに亡くなっている。
 こちらの「A World Without Love」は殆ど声が出ていないが、2008年2月のステージだそうだ。左がPeter、右が今は亡きGordon。


 彼等はThe Dave Clark FiveのBecauseも唄っていた。2005年8月2日にNew York CityのBB Kingの「House of Blues」での演奏はこちら