ほぼ足りてまだ欲 その先

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人生は長生きするべきだ

 午後から四谷のアイリッシュ・パブで某旅行会社のアイルランド・ツアー説明会があった。いつの日かアイルランドも行ってみたいと思っていたからぼんやりと申し込んでいたんだけれど、これは行ってみて大正解。冒頭から「ふたごもり」という若い人たちのユニットのアイリッシュ・バンドの演奏を楽しませて貰った。こんな若い人たちがどんな動機でこうした音楽演奏に興味を持ったのだろうと聞いてみたかった。
 アイルランド政府観光庁日本事務所の方のプレゼンテーションがあり、「グッド・フライデー」の今日らしく、ギネスを呑みながら楽しい話だった。この集まりが終わろうとする頃、ひょいと右前を見たら、あれ!この顔は見たことがあるぞと思わず反射的に肩を叩いた。子どもの頃からおやじ同士が友達で行ったり来たりしていた数年先輩のおじさんだった。多分20年ぶりの再会である。なんですぐに分かったのかというと、彼が彼のお父さんにうり二つで、誰が見たって間違えようのない姿形なんである。はじめてお会いする奥様もご一緒で、両方ともそのあとのスケジュールもなく、そのまま四人で四谷駅にあるお店で御飯を食べながらなんと5時間近くも昔の話、そしてその後どうしていたのかにまで話が及び延々と喋り続けたのだった。
 人生長く生きていないとこんなことに遭遇はしないし、外に出掛けなくてはこんなことは起こりえない。
 そう思いながら帰ってくると昔の職場の同僚からリタイアしたよという手紙が来ていた。