ほぼ足りてまだ欲 その先

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落語会

 昨晩、柳家権太楼の弟子で我太楼という噺家の独演会があって友達に誘われて町屋の「ムーブ町屋」にいった。弟弟子のほたるという二つ目とその友達が仲良しという縁がある。で、十一代目金原亭馬生の弟子で前座になってまだ2年にならない駒松がお手伝いをしていて、「ざる屋」をやった。少しずつだけれど、前進している。決して器用ではないし、良い男の訳でもないけれど、どこか動じない雰囲気がある。若い割にしてはなんだか堂々としているようにも思える。
 我太楼は親子酒と御神酒徳利をやった。ひょいとしたところで師匠の権太楼の雰囲気がちょいと顔を覗かせるのが面白い。それは先日の金原亭馬吉も同じで、やつなんかは普通に語っているとむしろ正雀さんに近いようなのだけれど、ひょいとした拍子に馬生さんが顔を覗かせる。まぁ、それでこそ師匠と弟子ってものなんだろう。かつての志ん輔の様にまんま志ん朝さんになってしまっては身も蓋もなくなる。そういう意味では好きで好きでしょうがない師匠のところに入門しない方が良いのかもしれない。
 で、ゲストに林家ぺーが来ていて、打ち上げにも参加していた。打ち上げの居酒屋にあがってみるとぺーさんの真ん前が空いていて、進められるままにぺーさんの真ん前に座ってしまった。座るなり、話が大橋巨泉永六輔の話になっていて、そこでぺーさんがラジオ関東の「昨日のつづき」を持ち出し、得たりや応と「富田恵子」を持ち出したらすっかり話があってしまって、二人で大盛り上がりになってしまった。
 私がふと思い出して、「男はつらいよ」は映画版の前にテレビ版がありましたよね?といったら、間髪を入れず「そうそう、フジテレビでね、小林俊一ってプロデューサーだよね、テレビのさくら役は誰だったか知ってる?長山藍子だよ。倍賞千恵子長山藍子は同じ歳だね」と返ってきた。周りは唖然だ。
 あの人は芸能人の誕生日を次々に繰り出すことで有名だけれど、実は機械的にむやみに誕生日を覚え込むわけではなくて、究極の芸能オタクだから、その結果としてそんなことも知っているということではないかと考察する。とても意外だったのは、あの人は実はとても良い人なんだということだった。人間は勝手にどんな人か決めつけるのは損というものだ。