若くして大きなことをやり遂げるというのは余程の度胸か、余程の大嘘つきでないとなしえないかもしれないなぁという気はする。人をその気にさせるというのは多分才能なんだろうけれど、これは生まれつきのものなんだろうという気もしてくる。ものの見事にその気にさせられてしまう。なんの挨拶もなしにいつの間にかその気にさせられている自分に突然気がついて、唖然とする、なんてことがある。
なんで、私は唯々諾々と彼の言いなりに動いているのかなぁ。
若いクセに妙に物知りであるし、度胸があるし、人に有無をいわせないなんだかわからない雰囲気がある。業界を知り尽くしているという雰囲気を持つ。で、必ず誰か阿吽の呼吸で本物らしく見せるパートナーがいる。一体どうやって暮らしているのかが分からない。
決して無茶呑みでもないし、人が嫌がるタバコのみでもない。妙に癒しというか、スローライフというか、訳知りである。一体、そりゃなんだ。