社民党との連立を続けることができなかったこと、政治資金規正法に関わる問題があったことを理由に鳩山由紀夫が総理大臣を辞任した。
これでは霞ヶ関とマスコミのバッシングを打ち返すことができなかったということである。
この国は、どこまでもアメリカに隷属することによって、自らのおいしい立場を保とうとする霞ヶ関のやりたい放題を改革することができなかったということなんだろうか。
ここまでの展開を振り返ってみると、どうやらこの国は明治の革命から殆ど変わらず、霞ヶ関が中央集権を推し進めることによって成り立つ形態から脱却できないということであるらしい。
どうしてもこの姿は変えなくてはならない。これでは政党政治がどうしてもこの国には定着しないということになってしまう。一体全体私たちはどんな手段を行使したら霞ヶ関が頑強に守ろうとする官僚中央集権体制をぶち壊すことができるのだろうか。
この8ヶ月で勉強したことは、自民党-霞ヶ関-大手マスコミによる既成利益集団を排除しなくてはならないのだということで、これが明白になったことだけでも大きな収穫だったと考えても良いだろう。
望むべくは多くの国民が自民党、公明党、自民党の別働隊に過ぎないみんなの党の支持をして既成利益集団に媚びることがないことである。
(追記)
自民党の大島理森幹事長は「総理の辞職は国民の目をごまかすための交代だ。お色直しをして出直しますということは、国民の皆さんも見抜くのではないか」(Asahi.com 2010年6月2日11時59分)
どの口でこんなことをいってんだ。ず〜っと国民の目をごまかし続けてきたのはお前たちで、その積み重ねがこの国をこんなことにしてきたんじゃないか。
横浜市長を途中で放りだし、市制150周年イベントの責任も口をぬぐってそのままの中田宏のtwitter
「公と引きかえに辞任するならありです。普天間の決着もしくは引責なら。今回は「参院選を戦えないから」。これは国民に対してではなく党の事情です。
鳩山首相辞任。選挙目当てで引きずり降ろす、選挙目当てで辞任する。本当に情けない。
こんな奴にいう言葉はこれしかない。「ばぁ〜かぁ〜!!」
一体、なんだよ、その「公」ってのは。