86歳だったんだそうだ。「裸の大将」（1958年）はうちの親父が好きだったのか、私も多分三回くらいは見た記憶がある。だから、あの映画の中で清がよその食堂に入ってにぎりめしを貰う場面のセリフを今でもまねることができる。しかし、そのセリフは山下清のセリフではなくて、小林桂樹が真似した山下清の真似である。
しかし、小林桂樹といったらやっぱり「社長漫遊記」シリーズなんかに出てきてビルの屋上で、白川由美や司葉子なんかとやりとりしている青年有望社員の役じゃないかなぁ。その上司が三木のり平だったりして。
あの頃のそうした東宝の映画に出ていた人たちはこれでもうすっかり誰もいなくなっちまったなぁ。生き残っているのは高校の先輩の淡路恵子をはじめ女優陣ばかりだ。
