東京都が東京電力の大株主だという話を聴いて、あぁ、そうだ、そういえば中国電力の大株主に山口県の外郭団体がなっていて、そのトップは現職の山口県知事だというのは妙なものだなぁと思ったことを思いだしたのだった。じゃ、他の電力会社はどうなっているんだろうと調べて見た。
- 中国電:(財)山口県振興財団:49,505株(13.34%)(第一位)
- 東京電:東京都:42,676千株(3.15%)
- 関西電:大阪市:83,748千株(8.85%)(第一位)、神戸市:27,351千株(2.89%)
- 東北電:仙台市:5,196千株(1.03%)、宮城県:4,439千株(0.88%)
- 四国電:高知県:6,230千株(2.67%)
- 北陸電:富山県:11,270千株(5.12%)(第一位)、金沢市:2,094千株(0.95%)
- 北海道電:全国共済農業協同組合連合会:6,215千株(2.89%)
- 沖縄電:沖縄県知事:870千株(4.97%)
で、どうしてこんなことになっているのか、という疑問。そうしたらこちらの方のブログに遭遇。なるほど、そういう歴史があったのかと思う。実際に現在でも他の国では現在複数の電力供給者から選択して購入することができるシステムがあるわけだし、そういうやり方も検討する必然性はあるかもしれない。
そうなると経営者が如何に消費者から選択されるかという努力をしなくてはならないことになるのかもしれないけれど、現在のこの国での新聞媒体の競争に見るように、非常に近視眼的なメリットで選択が行われるという危険性がない訳じゃない。それは消費者の持つ価値観によって健全な競争が行われるか、そうでないかが現れる。
(この方がブログ中で原典としているサイトは残念ながらもう既にリンクが切れている。)