ほぼ足りてまだ欲 その先

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夏のスーツ

 いくら何でもこの期におよんでスーツを着て仕事をするなんてことに固執するのはもうやめてあげるべきだ。残酷というものだ。大体、電車にしても、そうした人たちのためにあんなに冷房を効かしていたわけだ。現役引退してからというもの、私は夏になると必ず鞄の中にサマー・セーターを入れて家を出る。そんな下らんことはもう止めようじゃないか。
 開襟シャツで良いじゃないか。扇子を片手に扇風機の風を懐に入れると気持ち良いんだよ。昔の刑事物映画には必ずそんな場面が出てくる。
 国会議員も、銀行員もみんなネクタイはもちろん、スーツも止めよう!首回りがあせもになるなんて馬鹿げている。解放!
 今年は女性もののパナマ帽があっちでもこっちでも見るようになった。多分夏の帽子として洒落ている、っていうわけだろう。先日も銀座の女性向けの帽子屋で、ほんのちょっと男物を置いている帽子屋で布製の洒落た帽子がないものかと見ていると、おばさんが「パナマの帽子ってのがありますか」と入ってきた。今時パナマを扱っていない帽子屋なんてあり得ないから、一瞬女店員がうんざりとした顔をした。
 ところがこの帽子は汗や水分には弱いのだ。丁寧に扱ってやらないと一年しか持たなかったりする。とっかえひっかえ被るか、一年で諦めるか、だろうか。大した収入のな意味としては、なかなか新調できない。やっぱり今年は1500円の布の帽子で乗り切るか。