ほぼ足りてまだ欲 その先

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峠越え


 ツェル・アム・ジィーを朝8時にバスで出発する。全然聞いたことがなかった「クリムルの滝」という氷河から流れ出てくる大量の水量を誇る滝を見に行く。ヨセミテ・フォールに互するといっても良いような滝で、何しろ水源が氷河だから涸れるということがないから、いついってもこの迫力は楽しめるのだそうだ。我々が引き上げ始めると、後から後からどんどんイタリー人グループや、現地の中学生グループがやってくる。すれ違う子どもたちはみんな私たちに「ニイハオ!」と声をかけるやつがいる。こっちは大きい声で「こんにちわ!」と返す。わかっていないかも知れない。
 霧で谷底深く見えないからまだ安心だけれど、これがくっきり見えたら恐怖のどん底か、と思われるほどの峠道をひやひやしながらバスは行く。すばらしい景色である。
 マイヤーホーヘンからイエンバッハまでかわいい蒸気機関車が引っ張る列車でのんびりと移動する。この汽車は十分に楽しめたのだけれど、「退屈だ」といっている人もいたようだ。このたぐいは女性には楽しめないのかも知れない。