ほぼ足りてまだ欲 その先

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The Great Ocean Roadへバスツアー

  今日はこれまで念願だったGreat Ocean Roadを走って十二使徒の岩を見に行く。往復で600kmを優に超えるそうで、もちろん自分で運転するわけではなくてGray Lineのツアーに参加する。集合場所といわれているところへ行くと三つのバスツアー会社のカウンターがある。Gray Lineにいって話すと、わかったけれど、ヴァウチャーを見せろという。確かにExpediaのサイトでは印刷して持って行きなよ、と書いてある。忘れた。そして旅先ではプリントするのは難しい。これはダウンロードできずにネットで繋げておかないと印刷できないからだ。「明日持ってくる」ということで納得してくれたけれど現実問題として持って行くのは不可能だ。なぜなら明日の朝は早いフライトでホバートに移動するからである。
 09:40 Bells Beachという名前のついたリゾート地のルック・アウト・ポイントでmorning teaとなるがたったひとりの乗組員であるドライバーが二階建てバスの客を相手にお湯を沸かし、ビスケットやケーキを取り出してサービスする。メルボルンの街中では全く気にならなかったハエがここに来て初めて夏が来ていることを思い出させてくれる。先へ進めば進むほどどんどんハエは増えてきて、しまいには道路工事をしている現地の人がネットを被っているくらいである。そういえばうちにもあのネットがひとつあったはずだ。 
 ここでバックパッカーと覚しき外国人の女性がベジマイトの瓶を取り上げてしげしげと表記を読んでいた。ここから先の沿岸のビーチ、そして街の雰囲気がとても素晴らしい。こういうところに暮らして毎朝ビーチを散歩していたら相当に優雅な人間になりそうな気がするが、到底私が歩いていては似合いそうもない。
 昼飯時に到着したApollo Bayの手前にLorneという街があり、Lorne Aquatic Clubがジェッティーを管理していてここから釣りが楽しめそうで、何人もの人が竿を出していた。
 実はあれだけ充電式のバッテリーを持ってきているというのに、持ってきたトートバッグの中に入れてくるのを忘れてしまい、Apollo Bayに到着するまで写真が撮れなかった。ようやく補充して十二使徒に備える。
 昼ご飯はApollo Bay Hotelを紹介された。ソフトドリンクもただだ、といわれてその気になって入ったのだけれど、チキンのオープンサンド+フレンチ・フライで14ドルは何とも高い。となりのサンドイッチ屋でもっと気軽なランチを食べた方が美味しかったような気がする。いずれにしてもひとりで食べるのは楽しくはない。ここには食べ物屋、お土産屋、不動産屋の他はほんの少し滞在客のお好みなのか、洒落た雑貨の店がある程度である。不動産屋は数軒ある。それだけ物件が動くということではないだろうか。もし、可能であれば季節の良い時を選んで一ヶ月くらい滞在したらこの私の心も綺麗になるかも知れない。
 バスの帰路、Gelongあたりで気がつくと進行方向、つまり東の空に虹が架かっている。西は晴れているけれど、メルボルンの方向では雨が降っているということである。バックパッカーの女性がGelongで降りていった。多分これはドライバーの個人的判断で、大声で頼んだら拒否されたのではないだろうか。わからないけれど。ホテル帰着20時半。慌てて荷造りをする。