ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ザルツブルグ

 旧市街と新市街との落差はとても大きい。それでもインスブルックから降りてきたから、この街を歩いていると暑く感じる。とにかくこの国もこうした名の知れた街にやってくると、押すな押すなの観光客ばかりである。とにかく今日は洗濯をしなくては。
 インスブルックからの途中でアルプバッハというリゾートの村に寄った。見慣れない公衆電話ボックスを発見。黄緑色(最近いわなかったなぁ、この言葉)に塗ってあって、大きなモニターがついている。タッチしてみるとnewsというボタンが現れ、これを押すとThe New York Timesを含めて数紙のニュースを金を投入すると読むことができる。すごいなぁと思ったら、外に電源が二つついている。これはなんだろう?電動自転車の充電?車の充電?こんなの見たことがない。
 次に立ち寄ったラッテンブルグというこれまた観光地では、すぐそばの丘の上にかつての城のようなものが残っている。ここからの景色が見晴らしがきいてよく見える。この国ではこんなたぐいの丘がちょっとでもあると古い石垣のような、大昔の建物跡が残っている。景色を楽しんで降りようとすると、なんだかずいぶん中途半端な建物を建てている。お兄さんが一人で黙々とペンキを塗っている。一体何だろうと思ったら、向こうに観客席ができている。なんと野外劇が行われる会場で、この中途半端な建物は芝居の大道具なんである。来月1日から興業が始まるのだそうだ。なんか難しい名前の芝居だった。「DIE SIEBTELBAUNERN」という芝居だという。