ほぼ足りてまだ欲 その先

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まだまだ危ない

ニューヨーク市立大学教授(理論物理学)日系3世ミチオ・カク氏(64歳)の見解。こちら

  • 福島第一を、静かに時を刻む「時限爆弾」だと考えています。
  • もし福島第一で水蒸気爆発が起きたら、その被害はチェルノブイリどころでは済みません。
  • 再度の地震、パイプの破裂、作業員の避難、炉心に水を注ぐ要員の不在、炉心溶融、そして水蒸気爆発が炉を吹き飛ばす、といったことは明日にでも起こりうるのです。そうなれば、デッドゾーン(避難区域)の規模はすさまじくなる。チェルノブイリデッドゾーンは19マイル(30km)。居住も農業など生産活動も一切禁止され、ゴーストタウンと化している。
  • 多くの人々が日本政府や東京電力のもたらす情報を信用していません。われわれアメリカの物理学者は、自分のコンピュータプログラムに事故のデータをインプットし、今回の事故の再現をしています。毎時間ごと、毎秒ごとの炉心損傷と放射性物質の放出量の分析をしている。これが日本政府の発表する、聞く人を安心させるような情報とは一致しなかった
  • われわれの計算では、放射性物質の放出量は公式発表よりずっと多かった。すると4月の段階で放射線放出量を37万テラベクレルと推計していた日本政府は、6月になって2倍以上の77万テラベクレルに上方修正
  • 日本人は、無限にプルトニウムを生み出すことのできる高速増殖炉を手に入れるために、命を代価として差し出した
  • 日本政府は未だに最小限の情報しか与えていません。たとえば、避難されている福島の人々はまだ、もと住んでいた家に戻れると考えている。ある時点で、一部の人には自宅に戻れないと伝えるべきです。
  • 放射能除去作業が始まった際、それは数十年かかる作業であると伝えられるべき
  • チェルノブイリ事故は、25年たった今でも収束していないのですよ。炉心は地中にメルトダウンしており、原発自体を覆うための高さ100mの巨大ドームを建設していますが、まだ完成には至っていません。福島の事故もおそらく50年から100年は、収束しないでしょう
  • 福島第一が安全であると主張することは、指先でビルの屋上の外壁にぶら下がり『見ろ、すべて安定している。誰も死んではいない。すべてOKだ』と言っているようなものです
  • いったん作業員全員が退避するようなことになれば、あとはもうフリーフォール(止めようのない急降下)

 これは全く素人の私がいっているのではない。理論物理学者がいっているのだ。