ほぼ足りてまだ欲 その先

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常軌を逸している

 前自民党衆院議員の中山太郎衆院憲法調査会長は5日、憲法に緊急事態条項を盛り込む改正試案を公表した。大規模な自然災害やテロなどが発生すると首相は緊急事態を宣言する規定を設け、首相に自治体首長への指示権などの権限を集中させ、国民の「通信の自由、居住および移転の自由並びに財産権」を制限できるようにしている。(msn産経ニュース 2011.8.5 23:39)

 憲法というものがなんのために存在しているのかをはき違えている。そもそも論からいえば、憲法というものは政府、霞ヶ関を含む国家がその国民に対してどういう認識で政治を司らなくてはならないのかということを規定しているものであって、国民に対して従わせようとするためのものではない、という認識ができていない。
 基本的なところで中山太郎君は間違えている。そもそも彼はいつまで憲法調査会長のつもりでいるというのだろうか。このおじさん、勲一等旭日大授章だ!?日本の勲章が如何に生臭いものか、その好例である。バカなことをいっているんじゃない。それにしてもまともにこれを取り上げる産経も産経なんだけれど、あ、そうか、私がこんなことを取り上げなければいいのだ。