ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ギャラップ社

Gallup社が発表したデーターを友人が送ってくれた。
「the Most Admired Woman and Most Admired Man living today in any part of the world」という調査を毎年しているんだそうだ。日本の新聞ではこれを「尊敬する人物」と報じているけれど、「admireされる人物」というニュアンスが日本語の「尊敬される人物」という訳語と一致するかどうかという点については大いに疑問なんじゃないだろうか。
その結果がこれ。

女性

1位  ヒラリー・クリントン国務長官 17%
2位  オプラ・ウィンフレー(テレビ番組司会者) 7%
3位  ミシェル・オバマ大統領夫人 5%
4位  サラ・ぺイリン・元アラスカ州知事(2008年の米大統領選の共和党副大統領候補) 4%
5位  コンドリーザ・ライス国務長官 3%
6位  ローラ・ブッシュ(ブッシュ前大統領の夫人) 2%
7位  マーガレット・サッチャー英元首相 2%
8位  エレン・デジェネレス(トーク番組の司会者) 2%
9位  エリザベス女王 2%
10位 ミシェル・バックマン上院議員(弁護士、ティーパーティー議員連盟創始者)  2%

男性

1位  バラク・オバマ大統領    17%
2位  ブッシュ前大統領     3%
3位  ビル・クリントン元大統領    2%
4位  ビリー・グラハム(米で最も著名なキリスト教伝道師)    2%
5位  ウォーレン・バフェット(米で最も著名な投資家)    2%
6位  ギングリッチ元下院議長    1%
7位  ドナルド・トランプ(実業家)    1%
8位  ローマ法王ベネディクト16世    1%
9位  ビル・ゲイツ    1%
10位 トマス・マンソン(モルモン教会代表)    1%

 これだと10位以下もドングリの背比べ状態何じゃないかと容易に想像がつきそうだ。なんとこの調査は1948年から行われているんだそうで、女性のサラ・ペイリンが過去3年間2位だったのが4位に落ちたのだそうだ。ミシェール・バックマンはもちろん大統領候補に名乗りを挙げているからに他ならないだろう。
 モルモンのプレジデントというのは良く取り上げられてきたのだけれど、10位以内に入ってきたのはマンソンが初めてだそうだ。
 ヒラリー・クリントンはこれまでの調査の中で最もこのリストで1位に取り上げられた女性なんだそうで、これで16回。エリノア・ルーズベルトが13回でこの二人が断トツだそうだ。しかし、エリノアは既に他界しているのだからこれからヒラリーがどんどん差を広げていく可能性があるわけだ。
 男性ではドワイト・アイゼンハウワーがこれまで12回でトップ。オバマは4回でジョンソン、ニクソンジョージ・ブッシュ(息子)と同数。不思議なことにこれまで1位になった回数の中にJFKが10位以内に出てこない。
 もうひとつ興味深いのは、トップ10に入った回数である。長生きした人の方が有利に決まっている(ということはないかも知れないけれどそれだけチャンスはある)がこれまた結構見もの。

男性
Billy Graham 55
Ronald Reagan 31
Pope John Paul II 27
Jimmy Carter 27
Dwight Eisenhower 21
Richard Nixon 21
Bill Clinton 20
Harry Truman 20
Nelson Mandela 19
George Bush 19

女性
QE II 44
Margaret Thatcher 33
Jacqueline Kennedy 28
Oprah Winfrey 24
Mamie Eisenhower 21
Barbara Bush 20
Margaret Chase Smith 20
Hillary Clinton 20
Nancy Reagan 19
Mother Teresa 18
Clare Boothe Luce 18