久しぶりに渋谷陽一の「SIGHT」2012 WINTER号を入手。そうだ、この視点を忘れちゃいけない。新聞・テレビはこの視点をできるだけ取り上げないようにして霞ヶ関とコミットしている。どれほどこの点について説明しても、既成マスコミ信奉はそれほど崩れるものではないらしい。今でも霞ヶ関+東電から賜る情報を後生大事にしている人はあちこちにいる。それは小沢一郎事件に関しても全くその通りで、今でも小沢一郎絶対悪説に与している人たちはたくさんいる。こんな馬鹿げた裁判はないというのに、新聞・テレビのいう通りに思い込んで裁判の中身を良く見ようとしない人はいくらでもいる。証拠改竄の元検事の前田某の証言についてはどのように捉えるのかも加味せずに新聞・テレビを丸呑みするのはどうしてなんだろうかといぶかしい。
私がここでこの種の雑誌を取り上げると同じように、「WILL」だとか「正論」だとかを取り上げる人もいる。事態に正対しないと見えてこないことはいくらでもある。自分が気が楽になるためには自分は正当だと思い込むのが一番だろう。正対するというのはいやな事実にも目をつぶらないことが必要だから、ちょっと面倒くさい。ポイントはそこではないだろうか。
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- 発売日: 2011/12/14
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