図書館CD - ほぼ足りてまだ欲　その先

　うちの近所に地元の図書館がある。とても重宝していて、旅行のガイドブックの類は毎回殆どここから借り出してきて事前勉強に供している。ちょっと残念なのは、区内にある数カ所の拠点に分散しているので、予約してから入手までに数日かかる傾向にあることだ。
　CDやDVDもそうして各所に分散しているので、出掛けていって、現物を見ているだけだと一体何があって何がないのかよくわからない。ネット上でOPACを動かして初めて全体像が掴めてくるというわけで、ネットに繋げていない人にとっては殆ど現物範囲でしか楽しめないという状況にある。人間社会はインターネットというとてつもないものを入手しているんだけれど、そのシステムに組み込まれていないというだけのことで、こうした社会的システムから排除されてしまう傾向に拍車がかかってくるということなんだろう。こうして考えて見ると、この10数年の変化というものはとてつもない。
　昨日借り出してきたCD三枚（一度に三枚しか借り出せない）のうち二枚が結果的に三枚組で、大量だ。
スタン・ゲッツもウェイン・ショーターも白状するとちゃんと音源を手に入れて聴いたのは初めてだし、ローエングリンだってこのオペラ全篇を通して聴いたのも初めである。つまらない部分（あ、もちろん私のつたない感性から見て）もあるけれど、このオペラもチャンスがあったら生で見て見たいと思わせる美しいメロディーで溢れている。