CD

ヴィヴァ・ヴィラゾン!~ザ・ベスト・アルバム

フランス・オペラ・アリア集~グノー&マスネ

Duets

Arias (W/Dvd) (Dlx) (Spkg)

Viva Villazon

Rolando Villazon Sings Verdi

Cielo E Mar

　そしてこちら。

　Roland Villazonは1972年2月にメキシコで生まれたそうだから、今まだ41歳だということだ。今はフランスの市民権をとっているそうだけれど、見るからにスペイン系の顔立ち。小柄なところがどうしても威風堂々というようなタイプではないので、イマイチ声の張りにも他を圧倒するような迫力には欠けるのかも知れないけれど、私はこの愛の妙薬の歌に魅せられてしまったのだ。
　それまでオペラなんて何が良いんだ、きんきらした声ばかり出して、笑うのも不自然だし、とタモリと同じ様なことをいって笑いものにしていたのに、今やそんなことを云う奴がいると、わからん奴にはわからんよと突き放すまでになった。
　尤も今でもソプラノはあんまり面白いと思ったことはないけれど、確かにNetrebkoあたりを聞くとさすがに巧いもんだなぁと感心する。
　オペラの楽しみは何よりも現場での臨場感にあって、いくらMetropolitanが映画館やテレビでハイ・ビジョンで上映しても、やっぱり現場で聞くのとは訳が違う。残念なのは周りに「最近オペラがよい」というと「何を気取ってやがル」という反応が主だっていることだろうか。まぁ、自分もそう思っていたんだからしょうがない。