ほぼ足りてまだ欲 その先

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AIJ

 年金基金食い尽くし投資顧問会社の浅川和彦という野村證券出身の社長が国会衆議院財務金融委員会に出てきていうことにゃ、「騙すつもりはなかった」し、「あと100億円あったら回収できた」と思っているから「年収は7,000万円」を手にしていたといっていて、テレビの画面で見ていると反省どころか、いけしゃぁーしゃーとはこのことだ。
 全く関心はなかったのだけれど、これで潰れる会社はいくつも出そうだ。こうした投資顧問会社というのはかつては認可制度だったものを小泉・竹中政権が例の「規制緩和」と称して「届け出制」にしてしまったからどんな人でもこうした企業を興すことができるようになっているんだそうだ。この政策転換をあたかもラジオで非難していたのが嶌信彦だったのには、思わず淹れていたコーヒーをこぼしそうになった。自民・公明連立政権時代に首相官邸に出入りしていたのはどこの誰だったというのか。
 AIJを詐欺行為で刑事告発することができなかったならば東京特捜部はいよいよその存在意義を問われることになるだろう。現実に契約者から預かった資金を解約者への手当に充てていたという自転車操業をしていたことがわかっている以上、前期は別としても、後期は明らかに詐欺行為なのだから。
 それにしても年収7000万円詐欺社長にもまして罪が深いのは社会保険庁OBの人間だろう。堀江を実刑に処した以上、彼らを実刑に追い込むことができなかったとしたらこれは法の下の平等にもとる。