ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ともだち

 私は無精というのか人をつなぐということができなくて長い間の友達というのが数少ない。マメに連絡を取り合うということができない。それは当たり前のことだけれど、こちらからコンタクトを取らないと多くの人からは忘れられていくようで、仕事を辞めてからは年賀状も激減して、今や最盛期の半分にも満たない。
 小学校での友達というのは皆無だし、中学校の友達も年賀状のつきあいがかろうじて残っているのが一人しかいない。つい数年前まで何人かとやりとりがあった高校の友達も今ではほとんど連絡がない。
 それなのに不思議なことに大学の時の友達は何人もまだ連絡がすぐについて友達関係が残っている。それはほとんどがサークル活動の延長線上にある。サークル活動以外の友達というのはほとんどつながっていない。
 会社の同僚だった人たちとはどうかというと、今やメールのつながっている人たちとだけつながっている。年賀状が相変わらず続いている人はもう数人だろう。仕事上でつきあいのあった社外の人でもメールが続いている人は続いている。
 地元の友達というのも実はほとんどいない。挨拶をする間柄の人は何人かいるけれど、逢わなければ接点もない。
 たまたま袖スリ合って知り合った人たちというのは思い出すと何人もいるんだけれど、その人たちとはもうほとんど連絡のしようがなくなっている。ところがそういう人たちとの方が酒を酌み交わしながら突っ込んだ話をした記憶があったりする。
 どうやら私の友達というのはメールがつながっている人だけになってきているような気がする。もしも、メールがなかったとしたら、私にはもう友達はいなかったかもしれない。