ほぼ足りてまだ欲 その先

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米大統領候補

 今日は第3回の大統領候補のディベートの日で、インターネットではウォール・ストリート・ジャーナルが生放送をしている。残念ながら同時通訳がついていないからおおよそのことはわかるものの、彼らの喋りは負けまいとするからとても早口で、一度聞き逃すとついて行けない有様だ。
 それにしても、どう考えても共和党ミット・ロムニー民主党バラク・オバマの喋りは客観的に見るとロムニーの方が数段格好良い。何しろロムニーはすらりとした白人の大金持ちで、声も十分渋く、あたかもCBSの「60minutes」のキャスターをやっても十分通用しそうだもの。そのうち、どこかの映画の予告編で十分低い声で「Sooooon Coming!!」と叫びそうだ。
 それでも良く共和党がこのモルモン教徒を彼らの大統領候補としたものだと、その一点が不思議でしょうがない。何しろモルモン教徒いったら、彼らはキリスト教だと主張しているけれど、彼らの教義は聖書に基づいているかといったら、そうはいいながらも実際はモルモン教典を至上のものとしている。彼らは時代の流れに流されてしょうがないから変えてきたけれど、実際には人種差別的であるし、白人だけの社会だといっても良いだろう。そんな宗教のバックグラウンドにいる大統領候補というのが米国で実現するとは思わなかった。
 私はたかだか2.5ヶ月にしか過ぎないが、Salt Lake Cityというモルモン教徒が異教徒として東海岸から終われて逃げてきて作り出したモルモン教の聖都に滞在したことがある。それはもう30年も前のことではあるけれど、彼らは今でもあの町を中心にして西部山間部に大きな勢力を持っている。
 問題はいつまでも一夫多妻主義を人知れず続けているということにもあるかも知れない。このモルモン教徒が大統領に本当になる可能性はあるのだろうか。あたかも日本で公明党の首相が実現するようなものではないか。