ほぼ足りてまだ欲 その先

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出ない名前

 今や、社会的隠居なので、世事に疎く、二人して「幸福の科学」と「統一教会」の区別が曖昧になり、幸福の科学でテレビ業界ではショップチャンネルでしか見たことがない女性の元歌手の名前も出てこなかった。「ん〜ん〜!」と呻吟の果て、私が「小川・・・小川・・」といったら、つれ合いが「と、知子だ!」と叫ぶ。「良くまぁ、小川が出たわねぇ〜!」という賞賛の声に、「どうだ、すごいだろ!」・・・ってそれすごくないっすから。
 しかし、不審死してしまった、「タモリ倶楽部」なんかにも出ていた構成作家の、あの目のぎょろっとした奴!の私の表現に、相方は思わず「高田文夫!」といってしまって私が「病気だけれど、まだ生きてるぞ!というと、「あれ?そうなの?」って勝手に人を死に追いやるなっての。正解は景山民夫だけれど、これが出てこなかった。奴が死んでからもうそろそろ20年近くになるんだろうなぁ。
 それにしてもこの宗教もよくわからないだけじゃなくて、あちこちに一見立派そうに見える建物をやたら建てたがるのも含めて、某学会にかなり似ている。かなり参考にしているんだろうなと思うけれど、その某学会もそうだけれど、ユタ州Salt Lake Cityを本拠地にしているモルモン教(Church of Jesus Christ of Latter-day Saints; LDS.日本名:末日聖徒イエス・キリスト教会)を手本にしているんだろうなぁと思われる展開に気がつくんだなぁ。真偽のほどはともかく、若い頃の某学会の総統はSalt Lake Cityから南へ70kmほど離れたProvoという街にあるモルモン教徒のための大学、BYUに留学していたんだという噂を聞いたことがある。断っておくけれど、真偽のほどはわからない。
 ロバート・レッドフォードとか、お古いところではTHE OSMONDS (The Osmond Brothers)というジャクソン・ファイブの対抗馬的だったグループもモルモンで有名で、スポーツ業界だって、かつて大活躍したゴルフのジョニー・ミラーや、なんたってモルモンのブリガム・ヤングの来孫にあたるSteve YoungというSan Francisco 49ersのQBだっていた。この辺は某学会だって芸能人やスポーツ選手を多数輩出しているところもあるし、そっくりですよ。あ、そうそう、なぜか日本であたかも日本会議を代弁するような戦前復古主義を主張されているケント・ギルバーなる人ももちろんモルモン教徒でございますね。あ、そのたぐいではケント・デリカットというモルモンの人もいましたね。
 学ぶところがたくさんあるのが、モルモン教でございます。なにしろそれまで信徒に加えなかったアフリカ系米国人や、先住民を、ある日キーパーソンにお告げがあったのだとして、教義を変更するところなんて、実に便利でございます。社会的な認識が変わるにつれて、それ一発で教義を替えちゃって良いんですからね。それでも私は白人の信徒にしか出逢ったことがないのですが、最近はほとんど近づかないので、それも変わったのだろうと思いますが、どうでしょうね。
 話はどこまでも広がるのでございますな。統一教会だって、このシステムにかなり似ていますよねぇ。昔は路上で「ガンは切らずに直る」とスピーカーを鳴らしていた連中だって、世界基督教統一神霊協会とか国際勝供連合とか、原理運動とか、世界日報ってのはみんな同じグループだってのがよくわからなくなりつつあるわけで、こんなのもどんどん名前を変えていけば、一時期は警戒されていたグループが、訳わからなくなってまた一から始まって引っかかる人たちが出てきちゃう。オウム真理教だって、今や全く違う名前になっているから、洗脳されちゃう人が新たに出てきているという話を聞いても、今更驚かない。
 こちらのThe Osmondsのお別れ公演にもモルモン・タバナクル・クワイアが出てくる。これは超有名な合唱団で、こういうところは某佼成会のブラスバンドや某学会のグロリア吹奏楽団も似ているといって良いんだろうと思いますね。