ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

1970年代後半

 「Cold Case」というアメリカのテレビドラマがあって、かつて迷宮入りになっていた犯罪を現在の操作技術を使って犯人を割り出すというアメリカならではの警察ドラマだ。証拠品もきちんとそのままになっているからこそできるわけだけれど、現実には警察に保管されているはずの武器やドラッグがなくなっちゃったりしていて、テレビの中程警察が正しく機能してばかりいるわけではなさそうだ。
 今日見ていた番組中にIBMのタイプライターが出てきた。電動で活字がボールになっている画期的なものだった。そのボールを取り替えさえすれば異なるフォントで打つ事ができる。これを見た時、アメリカの技術力は本当に凄まじいなぁと思わず感心した。これなら活字の棒が交差してブロックしてしまう事は全くない。
 あれを初めて見た時はこれこそ理想のタイプライターだと確信した。まさかここからパソコンの世界になるとは思っていなかった。しかし、このとき既に2-3行の文章を覚えさせておく事ができる機能がどこかについているものが出てきたのではなかったか。
 ワープロなるものが事務所に初めて入ってきたのは1980年代後半ではなかったか。ゼロックスワープロ専用機を100万円で導入したセクションがあった。私がいたところにはIBMのパソコンがやってきてそれでワープロを動かした。フォントを選ぶなんてことはできなかったような気がする。考えてみるとたかだか四半世紀しか経っていないのだ。この四半世紀は恐ろしいくらいのデジタル技術の時代だった事が分かる。