ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

新しもの好き

 金さえ問題なければ、なんでも新しいものに飛びつく傾向のある私なので、ひと頃一緒に働いたおっさんからは「軽佻浮薄」というラベルを貼ってもらったことすらある。
そんな私なので、職場でもいの一番にIBMの初期のパソコンを使って原稿を書いたし、その後普及し出した富士通のオアシスにも飛びついた。当時のワープロ専用機というのはタイプライターから発想されていたから、プリンターも内蔵していたが、それゆえにインク・リボンがいるのが難点だった。
 海外の事務所に行ってみると、ハードは日本から持ち込んでいたんだけれど、そうした消耗品の補充に難儀をしていたらしく、日本から大量に持ってこいと言われた。
私はパソコンとポータブルなプリンターを持ち込んだが、appleの製品だったので、現地でも消耗品の補充は効いた。

しかし、往々にして、新しいことを始めると、必ず難癖はつけられる。
後に続くものが困るだろうという難癖はちょっとどうかと思う。
例えば、バイトで大学の研究所事務ってのをやっていた頃は、ブログを立てて、日常の情報発信をしようと始めると、「君の後任者に変わった時に、その人が続けられないと困るからやめろ」という意見が飛んできて驚いた。
驚いたけれど、そんなことはどんな職場でも必ず起きたから珍しくはなかった。
何年か経つと、必ずその指摘が間違っていたんだなというのがわかってくるからだった。
実は新しいものというのは飛びついておいた方が後々役に立つ。
しかし、この歳になると、もはや「後々」というのが存在するかどうか甚だ疑問となる。