新聞もテレビもほとんどどこまで本当のことをいっているのか、何を意図してこんな事をいっているのか、というような点がかつてに比べると(変わったのがこちらだけなのかも知れないけれど)全く信頼感がないのは一体どうしたことなのだろうか。
今回自民党の元外務大臣だった川口順子が参議院議員の環境委員会委員長という職にありながら、中国に行ったときに相手に前外務大臣と翌日に話が持ち越しになったから委員会を欠席して委員会が開かれなかったと伝えられている。
この帰ってくることができなかった理由は、ここで帰ってしまったら彼らとの議論に対抗することができず、それが国益に反する結果となってしまうという解釈によって留まったのだと説明されている。
この彼女の説明を不服として野党は委員長を更迭しろと云っている。彼女の今回の中国訪問と、その一日延期する為のその「国益」を守ろうとする環境をどの様なものかを説明することのできるマスコミはいないというのだろうか。帯同した記者がいたとしても、そこまで帯同するくらいだと彼女と距離が近いのでそんなことを書くわけもないのだとしたら、もうその時点でジャーナリストとしては失格ではある。
こんなことがこの時代に本人の言うことしかないというのも不思議な気がする。本当にそんな議論があったというのかと疑われてもこれは致し方がないだろう。