ほぼ足りてまだ欲 その先

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色があせる


アベシンゾーが何をいおうが、何をやろうが、日本の経済的な力が色褪せてきていることは否定のしようがない。認めるしかない。米国にとってもはや気を使うべき最大の相手はすでに中国になっていて、それは明確に日本ではない。
今の中国に対する米国政府の動きは80年代の日本に対する動きを思い浮かべさせるけれど、マーケットの大きさからいったらば、今の中国の方がなんぼか米国にとってウェイトが高そうに見える。
日本にいてすら中国からの観光客が目立つことは感じるけれど、外国にいくとその存在感はダントツである。それも大人数の団体で動いてくるからとにかく良く目立つ。それでなくても中国語が「撥音」が多いのか、声が大きいのか、とにかく目立つ。日本人もそうだけれど、遠くにいる知人を呼ぶのに大声で叫ぶ。それが衆人環視の場所でも。だからとても良く目立つ。
これはかつての日本人の団体ツアーそのものである。今でこそ日本人ツアーは大声で叫ぶ傾向が顕著とは言い難くなったけれど、かつてはそのままだった。その当時、よく日本人の中には「もともとそうなんだからしょうがないじゃないか!」と居直る傾向がなかったとは言い切れないだろう。今、それがまさに中国人観光客にそのまま当てはまっている。「金を払えばいいんだろう!」とかつての日本人もいった。まさにそのままだ。
いくら米国に「なんでもいうことを聞きます、関税もなくします、おたくの企業がやりやすいようにします」とすり寄って行ったって、褪せてきた色合いはなかなか元には戻らないし、ひょっとしたらもう戻らない。
だったらどうするか。独自路線を早い段階から(もはや早いという状況は通り過ぎてしまったか・・)確立していくしかないのではないだろうか。