ほぼ足りてまだ欲 その先

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憲法記念日

 これまで憲法記念日というのは私にとってどれほどの意味を持っていただろうか。なんちゅうこともない5月の連休を構成する一日に過ぎなかっただろう。大体、18-9年前までは家族で遊びに行ける年に二回のうちの一回に過ぎなかったイメージだ。
 それがどうだろう。今年はかのアベシンゾーのおかげで非常に意味のある日と認識することがで来た。とってつけた「主権回復の日」と比べたら実に重要な日となった。この憲法をあたかもかつてのエジプトのムバラクのようにチョチョイのちょいと手を加えようとするアベシンゾー政権の怪しさを象徴する日としなくてはいけない。
 「もう何年も変わっていない」ということを憲法を改正することの理由にする阿呆がいる。変わっていないことを誇りにしたい。
 「たった一週間で米国から押しつけられた」から変えるべきだという阿呆がいる。その前に日本側が提案した憲法草案は大日本帝国憲法から殆ど脱却することのできなかった、戦争を推進した体制を作り出してしまった憲法をあたかも遵守するかのごとき案でしかなかったことをもう一度思い出そう。
 私たちは「戦争はもうしない」「もう戦争をすることができない」国家を作り出すと宣言した。そのどこがいけないのか説明して貰いたい。中国が、北朝鮮が、韓国がわが国を攻撃してくる可能性があると煽り立てるのはあの戦争の頃と正に同じじゃないか。
 大企業の為に何もかも奉仕しようとこの国を揺り戻そうとしている政府のいうことをまともに受けては間違う。
 今アベシンゾーはトルコにも、UAEにも大企業の代表団を引き連れてセールスマンをしている。日本では暫く建設工事ができないからと外国に原発建設を進めるのは一体何の為なのかといったら、もちろん大企業、有り体にいえば三菱重工東芝、日立の為以外の何者でもない。彼らはこれから「廃炉技術」で仕事をとっていけばいいじゃないか。大企業が儲かることが強いては中小企業、一般国民が潤う第一歩なんだというトリクルダウン効果が真実ではないことは歴史が証明している。
 その政府が「憲法を改正(事実は改悪)するための96条を変える」というのだ。TPPでも彼は嘘をついた。この憲法論議もその根底にあるのは彼らの嘘だ。
 もういい加減、「お上が言っていることだから」正しいのだという幻想から眼を覚まそう。彼らはずっと嘘をついている。