3.11以降、年間3万人になんなんとする日本の自殺人口についてマスコミが以前ほど騒がなくなってしまっているような気がする。日本の交通事故死はかつて毎年一万人前後だったものがどんどん減少してきた。それに引き換え自殺人口は3万人を切りこそすれ、ほとんど変わらない。
断言しても良いが、今のこのアベノミクスがこのままのペースでどんどん進んでいくとしたら自殺者は増えこそすれ、減ることはないだろう。なぜかといったら、アベシンゾーがやろうとしていることは労働者をこき使い、好き勝手にクビにし、それでも収奪する部分はとことん取り上げるつもりでいる。黙って暮らしていたとしても、そのまま生活が苦しくなる手だてばかりだからだ。国民総生産なんていう実質的なこととはかけ離れた数字は良くなるだろう。これは国民のあっちからこっちへどんどんシフトしてしまっても関係のない全体の数字でしかないから、全くの話意味をなさない。
例えば今の中国はそういう点ではかつてに比べたら天文学的に良い数字を示しているけれど、実際に国民の中の格差は驚くほど拡大していて、あれはもうとっくに共産主義思想からはかけ離れていて一部の人間による他からの収奪構造の中にいるといって良いだろう。これを中国共産党という政党が一党独裁で支配しているというのはもう既に茶番劇以外の何者でもない。
それと同じ構造に日本もなっていく。アベシンゾーが偉そうにいっているのとは残念ながら違っていて、今やアベシンゾー政権と中国共産党とはまさに瓜二つの様相を呈している。
そして、国が滅びるためには間違いのないプロセスを進む。この社会に絶望する人々が続出してきてもおかしくはない。
踏切にうずくまっていた高齢者の方がどうしてそんなところでうずくまることになったのか、非常に気になる。