夏至

夏至と言ったら一番昼が長い日ということで、これから先はどんどん昼間が夜に攻められて後退し、冬至がくるまで後退一方ということになる。つまり、これからは昼間は負け戦を重ねるわけだ。ところが冬至がきちゃうと、今度は攻守一転、昼間の攻勢が始まる。
それでいながら夏はようやく始まるか始まらないか、という程度の段階にある。日照時間が減ってくるというのに暑くなっていくというのだから、理屈に合わないような気がする。
冬が辛いらしい欧州の人たちは春がくるとか、夏が始まる！という言葉に弱いらしい。夏至の週末は大騒ぎになるという街が結構ある。どんちゃん騒ぎをするらしい。肌を露出した、あられもない格好をして顰蹙を浴びるのは何も若い人たちばかりではなくて、ベテランさんたちも平気であられもない格好で街を歩いている。