マレーシア航空機がいなくなってしまった事件では少なくとも二人の乗客が偽造パスポートで乗り込んでいたことが判明している。考えてみればパスポートさえ持っていればなんの問題もなく飛行機便にチェックインできて、乗り込むことはできる。その真偽まで判定できるポイントもない。乗客が持っているものについてのチェックは昔に比べたら遙かに厳重にチェックしていて殆どわかる。それでも「俺はいつもライターをズボンのポケットに入れていて通っていることが殆どだ」と豪語したバカもいた。
成田では出国のチェックポイントでパスポートとその携帯者をチェックしていることは確かで、いつだったか帽子をかぶってマスクをしていたのを忘れて全部とれといわれたことがある。
しかし、他の国ではチェックインをする時にパスポートがなかったらチェックインすることはできないし、搭乗口でパスポートをチェックする航空会社もあるけれど、それだって米国への入国審査の時のように指紋やら顔写真やらチェックする訳じゃないからパスポートが偽造でも乗り込めちゃうだろうことは想像がつく。今回の事件で彼らが関与しているのかどうかはわからないけれど、ひょっとするともっとたくさん、偽造のパスポートが蔓延している可能性もある。
これから先、パスポート管理は煩くなるかも知れないが、飛行機の予定が軒並み遅れるかも。