ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

LCC

 日本では純粋にLCCといえる航空会社というのはまだないのだろうか。だからこんど全日空がそんな会社を作るというのがニュースになっているのかな。豪州にはこれまでVirgin BlueとJet Starがあるけれど、どうやらVirginグループがV Australiaというのをつくって、米国Los Angelesとの間に飛ばしているんだそうだ。安いと往復1200豪ドルくらいだろうか。これでLCCだけで世界一周できるようになったと昨日の夜のラジオがいっていた。
 とはいえ、LCCは安い代わりに予定通りに飛ぶとは限らない。Jet Starの評判を聞いていると乗り継ぎで大変な眼にあったという声もある。だから、乗り継ぎなんて考えちゃダメ、ってことなんだろうな。ひとフライト飛んだら、その着地でのんびりして、また次に飛ぶ、ってくらいじゃないといけないって事か。
 ということは結果的に結構金がかかることになるかもしれない。時間に追われているひとにはご遠慮戴いて、時間なんかどうでも良い人向けだな。それにしても普通の座席数よりも盛りだくさんの椅子が搭載されているというから椅子は苦しそうだ。やっぱり若者向きかな。
 中には自由席というのもあるんだそうで、必ず席はあるけれど、それを決めない。そうすればチェックインに時間もかからないのだろうか。
 30年前のアフリカの某国営航空会社なんて既にそうだった。ボーディング・カードを貰っていたって下手すると席がなくて、次のフライトに廻されちゃう。だから、みんな一斉に飛行機のタラップに向かって走る。まるで羊の群れがノアの方舟に乗るように群がってタラップを上がる。それでも政府や軍の高官が優先でムッとしたら、その次が女・子どもだというところが泣かせる。そして男どもは外国人だろうがその国の男だろうが関係なしに群がるのである、わんわんと。
 そのうち立って乗る飛行機ができるというではないか。昔は冗談でそれをいっていた。つり革吊らせば良いんじゃないの!って。