ほぼ足りてまだ欲 その先

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評判

 近頃の旅行ってものはネットがここまで発達するとパックト・ツアーでなくても充分自分で調達することが可能。かつてだったら旅行代理店を使わないとどうにもならなかったことがイッポコペンなのである。
 ホテルなんざ、Booking.comとかHotels.comだとかExpediaを使ったら多くのお客の評判まで読むことができるし、そういう人たちが何を基準にしたのか知らないけれどつけた点数でおおよそのことがわかるという具合になっている。
 その上TripAdvisorなんてサイトができていてここは多くの旅人が行ったことがあるところを評価することができるだけでなくて様々な世界各地の情報を得ることができる。お、そうか、そんな見物するに価値のあるところがあるのか!ということを知ることができるので個人旅行には欠かせない。
 そしてここの高評価を得るとその旨を記したスティッカーや額があるらしくてお店に張ってあったりする。これは旅行者にはとっても助けになる。入ろうかどうしようか逡巡しているレストランの入り口にここのスティッカーを見つけたら、ホッとして入ることができる。
 こういう評価を読んでいて驚くのは日本人の旅行者の多くはホテルと名のつくところは洗面所に必ずアメニティーのクリームやらシャンプーやらが並んでいなくてはならなくて、部屋には湯沸かし器がついているのが当たり前だと思っていることだ。欧州ではそんなものがきちんとしているようなホテルは超豪華ホテルだろう。一晩100ドルやそこらのホテルにそんなものを要求したら罰が当たるってなものなんである。
 日本ではビジネスホテルでもちっちゃな湯沸かしがついていたりする。だから当たり前だと思われても困るってなものだ。それにしても欧州はホテルが高すぎる。ビジネスホテルを造ってくれよと思わず叫びたくなる。だったらバックパッカーズには泊まりたくないじゃないか、この歳で。
 ドイツにはMotel Oneというチェーンホテルがある。まさに日本のビジネスホテルのようだ。殆ど何もついていない。さっぱりしている。部屋に電話すらない。しかし、よく考えると今時ホテルの電話を使う人なんていないんだろう。フロントに用事があれば歩いてこいよ、というものだ。それでも一泊100ドルはする。田舎にに行けば確かに安くはなるけれど、驚くほど安くはならない。
 こうして考えるとラス・ヴェガスの二流ホテルの料金は本当に驚くほど安い。一泊40ドルしないなんて。