私は滅多に行かないのだけれど、新宿西口に行くと、時々こうして日本陸軍の軍楽隊が昼休みコンサートなるものをやっている。時にはここには米軍のどこのか知らないけれど軍楽隊が演奏していたりする。ここはそうした場所として優先的にあてがわれた場所なのだろうか。
音楽的技術からいうと彼らは相当にレベルが高い。このとき演奏していたのは「グラナダ」で、トランペットのソロなんて、まさにプロそのものの腕前である。なにしろ学校でブラバンをやっていた人たちの中からプロフェッショナルになれる人なんていうのはもう全く絶望的な数でしかなくて、次が自衛隊と呼ばれている日本軍の各軍楽隊、あるいは消防庁やその他のこうした公的機関に属する音楽隊なんである。
こうしておけばだんだん軍服に対する抵抗というものが薄らいでいくであろうというのがこういう活動の目的なんだろうか。
