老いも若いも、男は下ネタが大好きだと思っているという層が一定量存在することは確かで、いい歳をからげてそんな話題を振る奴ってのが必ずいる。それを高らかにいうことが男としての存在を確とするというか、そういうことをいって平気でいられるのが男のレゾンデートルだと思っているふしがある。
もはやそんな時代はとっくに通り過ぎたと思っているのだけれど、そんな時代の知り合いはすぐにそうした時代に戻ろうとするのか、もしくはそれこそが同時代の連帯意識の共有なのだといわんばかりに、振り回す。
で、こういうことを彼らの面前で振り回すと、必ず出てくるのが、そういう奴こそがむっつりスケベェってんだというきりかえしである。そういう断定が大好きで、その一言で意気地なしとか、男らしくないとかって勝手な論理を振り回す。
その上、そういう状況になると必ずお追従で、そういう話題に乗っていく奴がいる。そいつは必ずニマニマにやけた面をしていて、終いには手をすりすりしていたりしていそうである。
もう面倒くさくてしょうがない。