ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

映画

飛行機の中で映画を一気に五本見ました。

  • 「Love & Mercy」(邦題:ラブ&マーシー 終わらないメロディーThe Beach Boysブライアン・ウィルソンの映画。東京でも先月から公開されている。「なぁるほど!」と膝を打つ。Carol Kayeと覚しき女性ベーシストがスタジオに出てきます。この映画は本編が終わってクレジットがでても油断しちゃダメなり。ブライアンの歌声ってのはよくよく聞くととんでもなく格好良いよねぇ。私にはエリザベス・バンクスという女優があんまり気に入らないのだけれど、ひょっとするとご本人に似ているというのだろうか。Paul Danoは何となくブライアン本人に似ていて(髪型のせいかな?)良いなと思えるんだけれど、John Cusackは役者としては巧いんだろうけれど、ブライアンとしてどうなんだろうかという気にはなる。The Beach Boysの時代がそのまま青春だった私としては興味深い作品。

  • 「Me, Early and the dying girl」サンダンス映画祭・審査員大賞&観客賞受賞作品だと書いてあった。なるほど、確かに面白い。高校生の話。いや、参ったなぁ、この映画には。これは日本で公開して欲しいなぁ。どうして日本の映画配給会社はこういうのをやらないのかねぇ。主役の男優の眼がが友人の息子の眼にそっくりだったり、雰囲気が年下の幼馴染みに似ているってのも私が引っかかる点だったりするんだけれど、それは個人的な話だな。それにしてもこれは評価高い。

  • 「Infinitely Polar Bear」双極性障害を持つ父親、てぇのを演じているMark Ruffaloつう役者が面白い。というよりはこのストーリーは結構予測のつくタイプの人物の登場なんだけれど、娘二人のキャラクターも面白いものだから、所々ですっかりやられちまうわけだ。そもそも双極性障害っていわれたって普通の人はわからないんだろうよ。彼は躁鬱といわれていたということになっているのかも知れないけれど、むしろ発達障害という見方の方があたっているような気がする。面白いのはこの父親のおばあちゃんは莫大な財産を抱えている人なんだよね。しかし、彼はボストンでもかなりというか、相当にヤバいところで無一文で暮らすのだ。日本だったらぶら下がって暮らしているんじゃないか?そこが米国らしいよねぇ。時代が今じゃない、ちょっと昔の設定だから黒人の子持ちインテリ女性の職がそう簡単じゃなかった時代を認識していないと間違えるけれどね。

  • 「Ant-Man」マイケルダグラス健在を示す。しかし、漫画コミックの実写版で、いわゆるそういう映画。
  • 「Aloha」上記のマイケル・ダグラスに比べたら、もう良いよといいたくなるような、Bill Murrayが痛々しい、荒唐無稽のストーリー。B級そのもの。公開しなくていい。