ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 雨が降っているけれど、お昼には20℃になるといっていますね、天気予報。それでも朝9時半に出かけた時にはもはや霧なのか、何だかわからない程度に水滴が飛んでいる程度。それが聴きにいったレクチャーが終わった正午過ぎにはもう上がったくらいだった。地下鉄に乗っている間にまたちらちらしたらしくて、銀座で地下鉄を降りて歩き出したらまた傘を差している人がいた。
 日本人はちらっとでも空から水滴が落ちてきたら直ぐさま傘を差す。西洋人はちょっとくらいの雨だったら傘を開くという作業に着手することをしない。だから多分日本人の方が被爆する危険性は少ないと思う。
 なんで銀座で地下鉄を降りたのかといったら、昼飯をどうしようかと悩んでいたからである。三州屋銀座一丁目店も考えたんだけれど、なんだか海鮮丼が酢飯でないのに不満がある。そうかといってあそこで揚げ物もどうかと。サカキへいっても良いんだけれど、やっぱり揚げ物になっちゃうしなぁといっているうちに「そばよし」京橋店の前に来ていたから、結局かき揚げうどんになっちゃって、やっぱり揚げ物だった。中国人のおばさんじゃなくて、やたらと鼻に掛かったしゃべり方の眼鏡の子だった。どこの国の人だろう。日本語はほとんどネイティブだったからひょっとしたら日本人かもしれない。この人は名札をつけていない。相変わらず「ネギ要りますかぁ・・・」という。「ハイ」といってもネギはちょろっとしか入れない。けち臭いんだ。
 平打ちの饂飩が、いつもよりなんか旨くない。茹ですぎかもしれない。食べながらひょいと壁を見たら今月いっぱいで店をたたんで神谷町に移転するんだっていう。日本橋本店にどうぞ、と書いてあるんだけれど、日本橋に店があったとは知らなかった。探したら日本橋北詰の信号を昭和通りの方へ曲がって昭和通りに面しているンだってんだから知るわけがない。そりゃちょっと遠いよね。
 京橋からまた地下鉄に乗ろうかと行くと、パイロットのビルのミュージアムにシャッターが降りている。ここに入ったのはもう随分前。なんだろうかとみると、先月一杯で閉館したと書いてある。ビルを建て直すんだと書いてある。ほぉ〜!全然気がつかなかった。そういえば銀座から三越の方へ歩いて行く時は概ね反対側、つまり明治屋側を歩いていて、こっちを見ていない。なんだ、もう一回入っておけば良かったなぁ。あそこはパイロット万年筆の歴史が展示してあったのだけれど、売っているわけではなかったから誘惑にかられる心配がなかったけれど、その分スリルがなかった。そこへ行くと伊東屋の裏の一階は通り過ぎるのにスリルがある。いつ、誘惑にやられちゃうかわからない。
 田原町を降りると落語協会の真打ち披露のポスターを貼ってあって、四月中席はそれが浅草演芸ホールだよと。演芸ホールに回ってみようとすしや通りにいってみると、パチンコ屋が軒並み変わっていて、角はもう何ヶ月も前から洒落たバッカパッカースみたいになっている。反対側が鳥料理の店になっているんだけれど、そんなに大きな店にしてやっていけるんだろうかと驚いた。
 演芸ホールの前には5人の新真打ちのうち誰がどの日にトリをとるのかと書いてあって、正雀さんの弟子の彦丸はあとは16日の土曜日だと書いてある。
 萬輶寺さんの八重桜ももうそろそろ終わりに近い。