今日は地元の友人が新しくできた店を教えてくれた。昨日もおとといもその前を通っているんだけれど、看板に見覚えはあったけれど、それが別段凝ったものでもなかったし、その辺に良くありそうな看板だったから見逃していた。ところが中に入って見てびっくりした。入り口は北に面しているんだけれど、店の奥は南に面していて、あたかも洒落たカフェのようにテラスにテーブルが出ていて、その先はまだついたばかりの芝生。そしてその先がはるか南アルプスまで見えてしまおうという雄大な景色なのだ。これはちょっと贅沢な景色。
店の名前は「地粉や」という。この文字がカットシートで看板になっていたら、とても蕎麦屋とは思えない。私はそば粉を売っている珍しい商売だと思った。蕎麦は最初違和感があったんだけれど、食べ進むうちに非常に美味しくなった。あれはなんだったんだろう。天ぷらは海老、茄子、モロコインゲン、南瓜、シメジ。ランチメニューとしてあったから夜はきっと呑めるようなメニューになっているんだろうか。一昨日の蕎麦屋では昼から二人で飲んでいる客がいたけれど、足はどうなってんだろう。
どうやら地元の友人の話を聞いていると、パン屋もさることながら蕎麦屋も随分増えていて、昔の店と世代交代しているようだ。しかし、パン屋はこちらでもやっぱりドイツパンのような重いパンはなかなかお目にかからない。
