塩沢の交差点のガソリンスタンドの向かいに蕎麦屋と洋食屋があって、その洋食屋に毎年必ず一回は海老フライを食べに行く。いつから行くようになったのか、もう思い出せないけれど、ほぼ毎年欠かさず来る。しかし、このお店の方がいつまでたっても老けない。不思議なほどだ。
ここではキャベツの浅漬けとクレソンのサラダを肴にご飯ができるのを待つのだけれど、今年はクレソンがない。
昔は神保町にあった洋食屋とか、京橋の洋食屋で海老フライを食べたくて並んでまで食べたものだけれど、今じゃ並ぶのだったらうちに帰って食べようと思うようになった。歳をとるということはそういうことかもしれない。だから多分この海老フライは丸一年前以来かもしれない。だからというわけではないけれど、実に美味しかった。医者には怒られそうだけれど。
友人と昔話に花が咲く。地元が近くだから、地域の話が通じるのだけれど、今じゃ、そんな友達はもう他にいない。彼のおかげで今年も楽しい。