ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

散歩

f:id:nsw2072:20181116155809j:plain:w360:left 腹立ち紛れに図書館に行って、古い本と旅行ガイドブックを借り出し、書店に行って、月刊雑誌を二冊入手し、街を点検して歩く。閉店セールを展開中の和物やさんがあって、思わずセカンドハンドの紋付き羽織を買いそうになるが、二つ目の噺家じゃないんだから、そんなものを買ってどうなるんだと思って思い直す。
 今年はイチョウの葉が黄色くなるのが遅いし、中には例の台風の塩害では先がみんなちりちりになっていたりしてあまり綺麗にならないけれど、どうやらあの時の台風風にさらされなかったらしいイチョウが綺麗に黄色になっていた。昔の洋食屋が店を閉めてから、いったいどうなるのかと思っていたら、ビルが売られたんだという話だった。通りかかってみると、表を作り直してカフェになっていた。この辺もカフェだらけで、さすがに観光地の裏ぐらいがこういう店にむいているのかも知れない。かつては有名人が贔屓にしていた洋食屋だったのだけれど、どうも二代目になってからはその過去の看板に寄りかかりすぎちゃって、初代が拡げた商売を全部なくしちまった格好だ。うちと良い勝負じゃないのとつくづく思った。
 商店街の中に埋もれるようにしてあった食堂がまたひとつ店を閉めている。中をいじっている様子もないから、まだ先の身の振り方が決まってないのかも知れない。その先のスポーツ衣料の量販店の跡の一角にDOUTOR COFFEE+パンの田島が新店舗を開店するんだそうだ。なんだろうと思ったらパンの田島というのはDOUTOR COFFEEの子会社なんだそうで、コッペパンに様々なものを挟むパン屋らしい。そういえばついこの前も、小学校の給食がコッペパンだった、近所のパン屋でもマーガリンとあんこを挟んだ奴が旨かったよなぁと話したばっかりだったなぁ。そういえば休んだ子がいたら、わら半紙にコッペを挟んでそのこの家まで持っていったよねぇ、と。爺さん婆さんはこんなコッペを懐かしくて買うんだろうか。
f:id:nsw2072:20181116161750j:plain:w360:right ところで全然話は飛ぶが、近頃のアジア系観光客が、天麩羅屋とかとんかつ屋に殺到していて、列を作っているという。牛カツ屋には昼からアジア系の人たちが列を作っているのを見たことがあるけれど、今度は安いトンカツの「かつや」にレンタル和服の格好のままでカウンターで食べている人を見て、おぉ、本当に人気なんだ、と思った。某有名とんかつ屋の主のところでは近頃台湾からのツアー客がバスで乗り付けてくるようになったんだという。それでも昼飯時は困る、午後2時からになら良い、というと、引き下がるかと思えば、それでも良いからといってくるそうだ。ちょっと高級な天麩羅屋さんでは、席が一杯だといったらテイクアウトして、店の前で座り込んで食べていたことがあるという。いやいや、凄いことになっている。爆買いの後は爆食いなんだそうだ。