未明に目が覚めて、ふと東の空を見るともなしに見ると、日頃見たこともない位置にぽつんと小さな光が空中に見える。そんなところに気がついたことがない。それが動かない。動かないということは、飛行物体じゃない、と考える。するとその光はしばらく経ってみると、南方向へ少しずれている。なんでずれているのがわかるのかといったら、私の部屋から見るとその方向にスカイツリーが建っているから、それと比較しているからだ。
そうこうするうちにこの光が消えた!あ、消えた!と思ったら、また見えた。要するにとても明るく光る星が地球の動きによって移動しているように見え、それがスカイツリーの陰に入ったりしているというわけだ。うちから見ると丁度スカイツリーのてっぺんの位置に見える。これが「シリウス」のようだけれど、それにしても今まで見たことがない。どうして今まで気がつかなかったのだろうか。