ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

恒例

 月に一度、築地のパイプオルガンを弾く人が来られます。今月は例外で第二水曜日になっていますが、普通は第一水曜日。一応夕の祈りの形を取っているんですが、日曜日に来られる方々と重なる人がそれほどおられるとは思えず、見慣れない雰囲気になっています。若い女性の方々は在京のオルガニスト・ギルドの方々なんでしょうか。
 始まる前に跪く人はとても少ない感じがする。20年前にここにおられた牧師さんだと思われる方だった。聖歌108番はなかなか気に入りました。
 行きは都バスが実にタイミング良くやってきて、約一時間で到達。帰りは一時間に二本しかないバスを待てず、都営地下鉄+とバスで帰宅。
 途中で空腹になるのは目に見えていたので、錦糸町でバスを乗り換えるついでに某有名パン屋でチーズのかかったパンを買った。これが一口かじってみたら極度にまずかった。それで築地二丁目でバスを降りたときに、築地木村屋で野菜コロッケサンドを買った。しかし、口にするチャンスがなくて、そのまま家まで持って帰った。というのは、「そば新」で饂飩を食べてしまったからだ。「そば新」は夜10時までやっているというが、7時半過ぎにはお客は誰も入っていない。タッチパネルの切符自販機が大きな声を出すので、慌ててかき揚げうどんを押してしまった。後から考えたら今度チャンスがあったら石臼挽きせいろを食べるつもりだったのに。しかし、これはこれで気に入ったのだ。なぜか。饂飩が、多分小麦粉だけじゃなくて、ぷりぷり感を強調する何かが入っているらしいと思うくらいにぷりぷりで、かつての「ゆで太郎」を彷彿とさせるものだった。これはこれで気に入ったのだ。あとからサラリーマンとおぼしきおじさんがふたり入ってきたけれど、あのおじさん達は一体、この時間になんでこんなところで食べているんだろうと気になる。
 安い居酒屋には人が入っているけれど、ちょっと敷居が高そうなところは軒並みお客がいない。景気なんて良いわけじゃないだろう。都心から離れていく電車はこの時間でもスマホを手にした人たちで混んでいる。スマホを持たない老人はとうとう孤独を感じながら、見ているが、ゲームを必死にやっているのが不思議に見える。