佐賀県で自衛隊のアパッチが墜落した映像はテレビで流れていましたね。かなりの高空で、なんせローターが外れちゃったらしいから、乗り組みはなんにもできなかっただろうなぁ。あっと思った時にはもうガタガタ大揺れとなって、あっという間に真っ逆さまに落ちていった。推力を失って墜ちていったわけじゃなくて、ただ単なる物体となっておっこっていった。
これは誰がどう見たって、着陸でもなければ、不時着でもない。「墜落(つ・い・ら・く)」である。
なんでこんな事故を墜落といわずに呼び方を置き換えようとするんだろうか。
それにしてもこの事故は自衛隊にとって大変に問題が大きい。何しろこの時点で発表されている中身では稼働してから決められた時間を過ぎたので、4枚の羽根をつなぐメインローター(主回転翼)ヘッド部品を交換したそうだけれど、その点検フライトだったという。これは一番重要な部品ではないか。4枚の羽根をエンジンからの回転シャフトに直接固定している部分ではないか。
こんな重要な部品の交換作業すらろくにできない状態に自衛隊があるということになる。もし、これが、技術的に問題はなかったのにも関わらず、こういう事故が起きたのだとしたら、自衛隊のメンテ過程に致命的な欠陥がある、もしくは外部の妨害勢力によって意図的になんらかの行為が及んでいたのだとしたら、これは一大事だということになる。