ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

想像したくない

 素人の爺の単なる不安に過ぎない結果と終わればそれで良いのだけれど。
 ひょっとして、福島第一原子力発電所から漏れ溢れている放射能で汚染された水というのはもはや押しとどめることなんてできなくて、この先、あのメルトスルーしてしまった核燃料がなくなるまで、ずっと続く、ということなのではないのか。もはや留めることなんぞ一切できないということではないのか。つまり、お手上げだということではないのか。そうだとすると、これから先太平洋は際限なく放射能の汚染が拡がっていき、そこに生きているすべての魚貝類は汚染されて全く喰うわけにもいかなくなってしまうのではないのか。
 いやいや、そんな程度の話ではなくて、地球全体の海、学校で習ったところに依ると地球の全表面積の70.8%が海であって、それが福島第一原発から垂れ流される放射能によって汚染された廃水で埋め尽くされてしまう。そうなるまでにもちろん世界各国の国民は当然、どうにかしろよ、誰だ責任者は!?ということになるだろう。しかし、その時には東京電力はとっくになくなっており、今「原発推進だ!」といっている自民・公明連立政権の人間はもう誰も生き残ってはいない。
 日本人はもうどこか外国に避難するわけにもいかず、次から次に食べ物が払底するから、もうしょうがないというので、自棄になって東京湾から魚を釣って刺身で食べちゃう。「旨い!やっぱ江戸前に限るぜ!」といいながら。
 東京の中央市場なんてあれだけの金をかけて土壌汚染改良工事をしたのだけれど、そこでさばく肝心な商品である魚介類が入ってこない。とっくに新市場の土壌汚染なんかメじゃなくなっちゃう。もうそれどころじゃない。
 しかし、振り返って考えてみると、汚染された地下水がヤバイよ、といっているさなか、時の首相は取り巻きをちゃらちゃらと連れて中近東歴訪の旅なんぞに出ちゃっていろいろ売り込んだりしていたんだから、のんびりしたものだ。
 ついでにアフリカのジブチまで足を延ばして海賊対策のために派遣されている海上自衛隊を励ましていた。「強い信念と誇りをもってわが国が果たすべき重要な役割を担っていただきたい」と自慢げに演説をぶったりして得意満面だったけれど、本当は「わが国が果たすべき役割」は放射能汚染を拡大しないことだけだったのだ。
 最終的に地球が全面的に滅びて死の星となるのが目に見えている段階で日本人は徹底的に他国から疎まれ、生き残っている連中はすっかり定着するところがなくて、最後に残されるといわれる欧州の田舎にちょっとした遊牧民のように人目を避けて分散している。
 シリアの化学兵器どころの騒ぎじゃないんだと、シリアにミサイルを撃ち込んで一般市民を虐殺したアメリカが、欧州各地に散らばっている日本人を目の敵にしている。アメリカ政府は日本が、かつての美味しいパートナーだったのだから、やるなと支持をしてはいたけれど、実際には現場がやることに目をつぶっていた。
 こうなるとあの時、航空機事故だということになっている墜落事故の犠牲となったということになっている当時の最高責任者を羨む声さえ出てくる。一気に死ねちゃった奴はむしろ恵まれているんだと。
 それでも残された日本人の平均余命を計算してみると結構長い。なんでだろうかと分析したら、年寄りの多くは若者たちから責任を追及する騒ぎで暴行されて次から次に死んでしまい、平均年齢が恐ろしく若返ったのだ。それで平均余命が長くなったのだけれど、もうそんな統計なんて有名無実、全く意味がなくなっているだろう。
 まさか、こんな事になるんじゃないだろうなぁ。しかし、そうならないという保証もどこにもない。