ほぼ足りてまだ欲 その先

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訃報

 元産経新聞の記者で、その後弁護士となったフリーのジャーナリスト、日隅一雄がついに他界した。彼は胆嚢がんを患い、余命半年と宣告されていた。昨年4月4日の東電夜中の会見で、東電が放射能汚染水を海洋投棄すると発表したときに上杉隆とともに一体誰の責任で、誰の許可を得て、放水するのかと追求していたところをIWJのネット中継で見ていた。彼の本当に危機感を持った責任者の追求に比べて、タンタンと東電がいうことをパソコンに打ち続けることしかしないいわゆる記者クラブ記者に比べて、本当に国民を、そして地球民を思い、不正を糾すというジャーナリスト魂をしっかりと明確に保持しているジャーナリストだった。
 その日隅が発言し続けることがいつ途絶えるのかと気をもんだが、どうやら宣告にも拘わらず続いていた。時間の問題だったというわけだ。
 原田先生といい、日隅一雄といい、マスコミの記者たちは彼らを意識して仕事に取り組んで欲しいものだ。