ほぼ足りてまだ欲 その先

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珈琲

f:id:nsw2072:20190402062211j:plain:w240:left いったい初めて珈琲を飲んだのがいつ、どこだったか、なんて多分誰も覚えちゃいないんじゃないのか。私も覚えちゃいない。しかし、うちの親父は、私が物心がついた頃、もう既にMJBのグリーン缶をパーコレーターで入れて呑んでいた。戦後すぐのことといっても多分、1952年頃のことだろう。アルマイトのポットのような格好をしていて、中にひいたマメを入れるところがパイプでつながったものが入っている。沸いたお湯がパイプを通してあがり、マメに降り注いで珈琲を抽出する。これは多分旨かっただろうと思う。

 しかし、あんな苦いものを私が呑んだわけがない。多分喫茶店で「珈琲下さい」といって呑んだのは、銀座ACBにスパイダーズを見に行ったときだったのではなかっただろうか。浪人中も喫茶店に何回か足を運んでいたから、呑んでいた。

 しかし、自分で淹れて呑むようになったのは結婚してからだろう。多分結婚祝いに一式を貰ったんだろう。サイフォンで珈琲を淹れていた。しかし、それも気がついたらやめていたというのが実態だったかなぁ。布のフィルターを洗うのが面倒だったことと、サイフォンは気を遣う。すぐわれちゃいそうで怖い。

f:id:nsw2072:20190402144020j:plain:w240:right ペーパードリップで呑むようになったのは、多分ここ30年ぐらいかも知れない。その間は当然インスタント珈琲だったような気がする。そういえば1980年に長期出張先からギリシアアテネにいったとき、ホテルのカフェでメニューを見たら中に「ネスカフェ」という記載があって、いったい何だろうと思って頼んだら、本当にお湯と一緒にネスカフェのインスタント珈琲の粉が出てきて驚いた。

 インスタント珈琲といえば、1969年頃、米軍の糧食を貰ったら、中にカーキ色の袋が入っていて、それをあけてみたら、インスタント珈琲の粉がマドラーや砂糖と一緒に入っていた。