ほぼ足りてまだ欲 その先

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敬老の日

f:id:nsw2072:20190916210331j:plain:w360:left そりゃ昔は「人生わずか50年」なんていわれていた時代が、ほんのちょっと前のことで、だから、還暦だぁ、古希だぁ、傘寿だぁって「いやぁ、長生きしてめでたい!」といっていたんだね。何しろ赤い帽子に赤いちゃんちゃんこを着てお祝いだぁっていう写真を見ると、着ている人たちはみんな今から考えたらやけに老けていた印象がある。今の還暦なんて、全然珍しくもなんともない。
 今「敬老の日」だなんていったって、そのうち人口比でいったら逆転するわけだから、なんもめでたくなんか、これっぽっちもない。なにしろ高齢者の医療費負担をどんどん増やそうじゃねぇか、といっているくらいなんだから、邪魔くさくってしょうがないって訳だ。そうして考えてみると、なにが「敬老」だよって、雰囲気になる。そもそも「敬老」ってのはどういう意味なんだろう?って考えちゃう。
 昨日もバスに乗ったら、座席に座っている人たちは軒並み自分より歳上の人ばかり。そりゃそうだ、東京都では70歳を過ぎるとシルバーパスを買えるからね。バスの中に若い人は外国人だけだった。そういう国になっているわけだから「敬老の日」の意味なんて、全くない。毎日がそういう日なんだから。
 今や100歳以上の人口が「1963年には全国で153人だったが、1981年に1000人、1998年に1万人を突破。2012年には5万人を超え、今や7万1238人」だと新聞が恒例の記事として報じている。だから古希だ、傘寿だ、なんてのは今や珍しくもなんともない。そもそも古希ってのは古代稀だってんでそういっている。しかし、全然そうじゃない。「国内最高齢の女性は福岡市の田中カ子さんで116歳で、この方は世界最高齢」とも書かれている。
 つれあいのおばさんはなくなったときが103歳。間際まで頭脳明晰、よく食べていた。詩吟をやってきたから声もでかい。そういえばあの家族は全員声が大きい。あの戦争を超えて生き残った人たちは強いという気がする。
 そういえば、昔阪神にいたジーン・バッキーが82歳で亡くなったとテレビがいっていた。そうか、もうそんな歳になっていたのか!と驚いたんだけれど、自分の年齢を考えたら、当然だ。

ドローン

 アラムコの石油生産拠点がドローンで攻撃されて大炎上。生産量がた落ち。原油価格に影響と伝えられ、下手をするとアメリカ-サウジアラビア対イラン戦争になる可能性だって示唆されている。「全ての選択肢がテーブルの上に乗っている」という表現には嫌な思い出がある。原油基地は攻撃に弱い。なにしろ燃えちゃうからだ。空を覆う真っ黒な煙は不気味だ。カーボンが落ちる地点はもっと不気味な景観となる。ドローンという言葉にはこういう「開く」のイメージがある。しかし、とにかく最初に武器として利用してきたのはアメリカだったのではないか。「無人機」といっていたけれど、それはドローンのことだった。日本の首相官邸の屋根に、知らないうちにドローンが落ちていたといって、大騒ぎになったことも忘れられない。あれ以来日本では「ドローン」は「悪」と印象つけられてしまったが、あれはきっと遊びで飛ばしていたら、コントロール県外にいっちまったんじゃないかと思うけどね。首相官邸を狙うんだったら、あんなドローンは飛ばさない。もっと攻撃的なドローンを使うさ。AIがどんどん開発されれば、どんどんこういう武器で相手に嫌がらせをする行為が増えてくるだろう。だからこそ重要なのは外交であって、相手を貶めて自分を保つ考えにはなんの発展性もない。